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令和5年度「青少年のための施設ボランティア講座」を実施しました。

 令和5年10月21日(土),22日(日)天候にも恵まれ「青少年のための施設ボランティア講座」を実施しました。
今回の講座には,中学生4名,高校生11名,大学生12名の27名が参加し様々な体験を通して,施設でのボランティア活動について学びました。

 1日目は,午前中「野外活動の意義と救急救命について」,講師に元阿蘇消防山岳救助隊隊長・現在WakuWakuOfficeあそBe隊隊長の薄井良文氏をお招きし,実際に体験されたさまざまな救助活動から施設ボランティアとして必要な基本的なリスクマネジメント等についてお話しいただき実習しながら学びました。参加者からは「心肺蘇生法など知識として知っていると思っていることでも実際にやってみると難しいことに気がついた」などの感想が聞かれ,実際にやってみることの繰り返しがとても必要なことを知りました。
午後は施設を参観し,「楽しいバルーンモデリング指導法」と「ともしびの集いの演出法」について,国立阿蘇青少年交流の家指導員の藤原美里氏に実践の中で工夫されている点を中心にお話しいただきました。
実際にバルーンモデリングを楽しく作りながら,またともしびの集いも実際に行いながらバックミュージックの選曲や音量,流すタイミングなどもとても大切なことに気付かされた時間になりました。
夜は演習として「グループ討議~桜祭りin霧ふれ~企画」を行い,中学生,高校生,大学生の異年齢グループで様々なアイディアを出し合い発表しました。
どのグループも真剣に桜の季節を思い浮かべながら,霧ふれに人を呼び楽しく過ごしていただくための様々な「策」を考えていました。
 一人一人のアイディはとても素晴らしく,たくさんの若い視点の意見はセンター職員にも大変参考になる内容でした。短時間で出されたアイディアを上手に広幅用紙にまとめたり,発表でも各班全員で分担して発表するなどその表現力も素晴らしかったです。
 来年春には実際に「桜祭りin霧ふれ」を実施する予定です。この話し合いの内容をぜひ活かしたいと思いますので地域の皆様も楽しみにしておいてください。

 2日目は,「大浪池登山」を行いました。途中、休憩の場所を確認したり,危険箇所を確認したりボランティアとして参加者をサポートするために必要なことも確認しました。霧島ならではの植物「キリシマアザミ」を見つけたり、この時期ならではの「センブリ」の白くかわいらしい花も見ることが出来たりしました。
 素晴らしい秋晴れの中、青く輝く大浪池の水面を観ることもでき,最高に気持ちの良い登山になりました。

 社会には「イベントボランティア」や「災害時の復旧活動ボランティア」など様々なボランティア活動がありますが,教育施設でのボランティア活動は自分たちの学びや成長にもつながる体験活動でもあります。
ぜひ今後も多くの若い皆さんにまずは講座に参加して頂き,体験を通して「ボランティア」への意識や意欲を高めてもらいたいと考えています。

 来年も主催事業として計画致しますので,ぜひたくさんの中学生・高校生・大学生のみなさんご参加ください。心からお待ちしています。

「野外活動の意義と救急救命について」(応急処置について)
「野外活動の意義と救急救命について」(心肺蘇生法について)
      「バルーンモデリングの実際」 
     「楽しいバルーンモデリング指導法」
     「ともしびの集いの演出技法」
   「グループ討議~桜祭りin霧ふれ~企画」
                   「登山実習~大浪池~」

                  青少年のための施設ボランティア講座 担当:上野真紀子