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令和6年度「青少年のための施設ボランティア講座」を実施しました

 10月21日(土),22日(日)に「青少年のための施設ボランティア講座」を実施しました。
 今回の講座には,高校生7名,大学生2名の9名が参加し,少人数でしたが,様々な体験を通して,施設でのボランティア活動について学びました。

 1日目は,県立南薩少年自然の家の研修主事 有木園 和志先生より「施設ボランティアの意義と楽しさ」について講話があり,ボランティアとしての立場や心掛けることなどを学びました。参加者からは,「ボランティアが施設にとっても自分にとっても必要なものだと感じた。体験活動における重要なことも再確認できてよかった。」や「面白くてとても分かりやすかった。」という感想がありました。

 次にKYT(危険予知訓練)のグループ討議を行いました。KYTとは何かというところから,実際にキャンプ場での炊飯活動の場面のイラストを見ながら,どのような所に危険があるかやその危険をどのように防ぐかについてグループに分かれて話し合いました。参加者からは,「自分では気づくことができない危険な場面を他の人が気づいていて感心した。自分には見えないところも他の人と協力することで様々な視点から見えることがわかった。」という感想がありました。

 グループ討議後は,竹を使ったクラフト活動について国立阿蘇青少年交流の家の藤原 孝誠先生より,交差した竹を結ぶロープワークを教わりました。ロープワークの後は,竹の紙鉄砲を作り,実際に新聞を濡らして丸めた玉を詰めて飛ばしてみました。「ポン!」と音を立て玉が飛んでいくと参加者から歓声が上がっていました。
 
 次に,元 阿蘇消防山岳救助隊 隊長で現 WakuWaku OFFICEあそBe隊 隊長の薄井 良文先生をより,野外活動中に骨折した場合や切創ができた場合,体調不良になった場合などの様々なシチュエーションで野外活動における救急救命や応急手当の仕方を演習形式で学びました。

 1日目の最後は,キャンプ場で「キャンプファイヤーの演出法」を学びました。キャンプファイヤーは,なぜ火を囲んで行うのかやキャンプファイヤーの意義を知り,その後は,実際に薄井先生の進行でキャンプファイヤーを行いました。レクリエーションや,薄井先生のギターの伴奏でキャンプソングを歌い,交流も深まりとても楽しい時間となりました。

 2日目は,グループに分かれふれあいセンターの活動プログラムの企画・立案を行い,高校生・大学生である参加者の若い視点からの意見はセンター職員にも大変参考になりました。グループごとに話し合い,企画した内容を広幅用紙にまとめ,発表しました。グループそれぞれの個性が輝いた発表になりました。

 この2日間全体を通して,参加者からは,「普段とは違う環境での学びはとても有意義なものになった。今後も多くの事業でボランティアに参加していきたい。」「今回学んだことをどのように活かしていけるか考え,実践していきたい。」という感想がありました。

 来年も青少年のための施設ボランティア講座を実施しますので,高校生・大学生の皆様の参加をお持ちしております。

     講義Ⅰ「ボランティアの意義と楽しさ」
  グループ討議①「KYT(危険予知訓練)について」
      講義Ⅱ「竹を使ったクラフト活動」
      講義Ⅲ「野外活動における救急救命」
    演習「キャンプファイヤーの演出法」
  グループ討議②「活動プログラムの企画・立案」

                        青少年のための施設ボランティア講座 担当:原田