令和５年度主催事業｢霧島山中独り寝体験　ステップ２｣を実施しました

令和５年１２月２５日（月）～２７日（水）
　霧島山中独り寝体験ステップ２を実施しました。宿泊地まではバスと徒歩での移動です。徒歩移動では，班の仲間と声を掛け合いながら宿泊地までたどり着きました。
　到着後は，ステップ１で学んだ設営方法を思い出しながら，素早くテント設営をすることができました。
　夕方から夜にかけて気温が大きく下がり，ナイトウォークで体を暖めた後，星空観望をしました。あいにくの曇り空で星を見ることができませんでしたが，地球の大気や水，生命の誕生について学習をすることができました。
　２日目の音無池では，エメラルドグリーンの湧き水を観たり，水に触れてみたりした後に，ビンゴカードを使用し，周辺の環境調査をしました。微生物が分解した葉っぱや，動物の痕跡などを発見し，水と生き物の繋がりを再確認しました。
　夜は川魚調理をし，｢命をいただく｣ことに真剣に向き合いました。川魚調理は生きたニジマスを自分で締め，串打ちをしました。初めは触ることすらできなかった参加者も，勇気を出して調理をしていました。食べ残すのは可哀想だと言いながら，頭や骨まで食べていました。
　参加者からは，｢いつも家族と過ごしていると，普段の生活の大切さが分からなくなるので，このような体験をできて良かったと感じた。｣，｢魚を食べる前に魚が動いている所をみて，これからは食べるもの全てを大切にし，残さないようにしていきたいと思った。｣などの感想がありました。
　最終日の参加者全員が感じたことを発表する時間では，同じ活動を体験していても一人一人が違った捉え方で独り寝体験を経験していることが分かり，大変驚きました。２泊３日の活動を終え，日常の有り難さを実感したことが，ふりかえりを通して伝わってきました。独り寝体験を乗り越えた皆さんの今後の活躍がとても楽しみです。
　令和６年度も｢霧島山中独り寝体験｣を実施します。皆様の御参加をお待ちしております。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　霧島山中独り寝体験　担当：山下